『もし高校野球の女子マネージャーが。。。』
最近ベストセラー欄に登場するこの本。
「もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
岩崎夏海
ダイヤモンド社
題名と表紙(萌え系)のインパクト!
アマゾンの書評では賛否両論ですが、
エンターテイメントと思って読むと
それなりに面白く、
ドラッカーに触れることが
できるのではないでしょうか。
主人公の女子高生が
野球部マネージャーを
引き受けるにあたり
マネージャー、マネジメントという
言葉から勘違いして
ドラッカーの『マネジメント』という
経営参考書を手にしたところから
物語が始まります。
そしてこの参考書を元に
チームを立て直して
甲子園を目指す、と。
あらゆる組織において、
共通のものの見方、理解、方向づけ、
努力を実現するには
「われわれの事業が何か。
何であるべきか」
を定義することが不可欠であると
ドラッカーは述べています。
ではペイン池下クリニックの場合
どうなのでしょう。
もちろん
患者さまの痛みを和らげること。
「自らの事業は何か」との問いは
答えることが難しい、
分かりきった答えが
正しいことはほとんどない、と
ドラッカーは書いています。
「組織の目的と使命を定義するとき、
出発点は一つだけ。
それは顧客である」
ということは
ペイン池下クリニックの場合、
患者さまを出発点で
考えなければなりません。
「ペイン池下クリニックに
患者さまが価値を認め、必要とし、
求められているものは、何か」
を考えてみました。
答えは。。。
うちのスタッフが
ベクトルを合わせるためにも
ミーティングでしっかりと
認識してもらうつもりです。
展開は読めたものの
夕紀ちゃんのくだりでは
ついホロッときてしまいました。
組織をマネジメントする上で
不可欠なものは「真摯さ」。
真摯に診療を行ってまいります。
2010.03.23|コメント(0) | 院長の読書感想文