『意味がなければスイングはない』
東海地方もやっと梅雨明けです。
最近はすっかりエッセイにはまっています。
以前書いたように
わたくしが一番好きな小説
『ノルウェイの森』の中で、
それこそ主人公のワタナベ君が
『グレート・ギャッツビー』を
繰り返し読んだように
『ノルウェイの森』を
繰り返し読んだわけですが、
最近は村上氏のエッセイを
手あたり次第読んでいます。
音楽、とりわけジャズに
造詣の深い村上氏
(小説家になる前に
ジャズバーを経営していた)
『意味がなければスイングはない』
文春文庫
『ポートレイト・イン・ジャズ』
新潮文庫
音楽についてのエッセイを
読んでいると
本当にその音楽が聴こえるように。
『走ることについて語るときに
僕の語ること』
文春文庫
マラソンはともかく体を動かそう!と
思いますが、ページをめくるばかりです。
(苦笑)
『遠い太鼓』
講談社文庫
旅行についてのエッセイを読んでいると
まるでそこで一緒に滞在しているように。
『もし僕らのことばが
ウィスキーであったなら』
新潮文庫
そして、お酒に関するエッセイを
読んでいると
本当にそのお酒を飲みたい気分になってきます。
(実際のところは弱くて
すぐに真っ赤になってしまします)
同じ日本語なのに魔法のように
心を奪われてしまいます。
どうしたらこんなにイメージがわいてくる
文章を書けるのでしょうか?
寝る前に
スタンゲッツを聴きながら
そして(文字通り)ほんの一口
アルコールでリラックスするようにしています。
2011.07.09|コメント(0) | 院長の読書感想文