またまた齋藤孝氏
『ナポレオンで仕事上達』
齋藤孝 角川oneテーマ21
齋藤氏の本は何度か取り上げてきました。
齋藤氏は人物の長所を掴むのが
ウマい方です。
それを自分に、あるいは皆に、
どう活かせるのか
を実に分かり易く表現してくれます。
さてナポレオン。
タフな軍人というくらいの認識で、
「私の辞書には~」
くらいしか知りませんでした。
(高校時代は日本史選択だったため
世界史は。。。)
現代にも通用する強い信念、姿勢を
持っていたそうです。
いや違うな。
「何か成し遂げる」ために必要なものは、
いつの時代にも通じる、
ということですね。
ナポレオンの言葉を噛み砕き、
わたしたちに応用できるように
語りかけます。
わたしの気に入った個所を2つほど。
仕事はおもしろいものだ、と
考える習慣をつける。
今の仕事を好きになれば、
勉強するし、創意工夫もする。
そうすると結果が出てさらに好きになる。
そして楽しくなる。
充実感もわき、
どんどん良い循環に入っていく。
仕事とは99%地味なものである。
細かい仕事はできないが、
クリエイティブな仕事はできる、
なんて人はいない!
ナポレオンは面倒くさいことを
一手に引き受けていたそうです。
「地味力」の塊だったとのこと。
(齋藤氏は“○○力”という
言葉がお好きですね)
福沢諭吉もそうだった、と書いてありました。
(『座右の諭吉』
以前このブログでもご紹介しました)
書籍の中で出会った歴史上の人物から
少しでも吸収して成長できればと思います。
2009.01.21|コメント(0) | 院長の読書感想文