『告白』。。。重かった
『1Q84』 村上春樹
なかなか手に入りません。
すぐに飛びつくわけでもないので
手に入ったタイミングで
読みたいと思っています。
代わりにという訳では
ありませんが、
『告白』
湊かなえ
を読みました。
“本屋大賞:
全国の書店の店員さんが選んだ
ベスト1”
とのことでした。
確かに、引き込まれ、
一気に読みました。
小説として
とても面白いのですが、
とにかく重い。
後味悪し、でした。
(帯にも書いてありましたが)
随分前に読んだ
『永遠の仔』 天童荒太
とても面白かったのですが、
これまた重すぎて
一度でいいな、と思いました。
このときと同じ感想です。
(『永遠の仔』の方が
ずっとずっと重かったのですが)
気に入った本は
繰り返し読みます。
一番好きな小説は
『ノルウェイの森』 村上春樹
数百回読んでいます。
主人公のワタナベ君が
『グレート・ギャツビー』
を手にとって何度も読んだように
『ノルウェイの森』
を繰り返し読み、
主人公のワタナベ君にとって
もっとも好きな小説が
『グレート・ギャツビー』
であるように、
私にとって
『ノルウェイの森』
がもっとも好きな小説です。
19歳、浪人時代に出会いました。
2番目に好きな小説は
『青が散る』 宮本輝
いまだに、読むと
胸が締め付けられる小説であり、
心に響く「ことば」が数多く在ります。
大学の生協書籍部で購入しました。
3番目に好きな小説が
『風葬の教室』 山田詠美
これも大学時代に
薦められて読んで以来
繰り返し読んでいます。
こうしてみると二十歳前後で
出会った小説ばかりですね。
こういった作品に対する気持ちは
また別の機会に。
『告白』が重かったため
気に入った作品に触れることで
癒そうとしてしまいました。
2009.06.28|コメント(0) | 院長の読書感想文