院長ブログ
カンブリア宮殿
東日本大震災発生後
どうしてもブログを
更新しようという
気持ちになれませんでした。
わたくしの好きなテレビ番組に
『カンブリア宮殿』
テレビ東京系木曜日夜
があります。
この中で司会を務める
作家の村上龍さんが
コメントされていました。
「わたしたちは今、
死にものぐるいで
働くべきだ。
今回の大災害で
犠牲となった人たちへの
哀悼の意を忘れず、
避難生活が続く人々と、
その支援者たちの忍耐と献身に
敬意を払いながら、
自らの現場で、
懸命に働くべきなのだ」
まったくその通りです。
わたくしどもスタッフ一同
これまで以上に
精一杯、真摯に診療にあたります。
あらためて思った次第です。
2011.04.27|コメント(0) | クリニックからのお知らせ
東北太平洋沖地震お見舞い申し上げます
想像を絶する巨大地震が
発生しました。
被災された方々には
心よりお見舞い申し上げます。
災害を報じるニュースをみるたび
胸が締め付けられますが、
いまわたくしどもにできるのは
目の前の患者さまのお役に立てるように
精一杯診療に従事することであり、
そしていつか必ず復興する、
未来の日本につながることだと
信じています。
収益の一部を義援金として
寄付させていただき、
それとは別にクリニックに
募金箱を設置しております。
微力ですが少しでも被災者の方々の
お役に立てればと思います。
亡くなられた方のご冥福と、
1人でも多くの方の安全が確認されることを
スタッフ一同心よりお祈りしています。
2011.03.14|コメント(0) | クリニックからのお知らせ
ちょっと気楽に
このブログでご紹介しておりますように
唯一の趣味は読書です。
でも「お笑い」を見るのも
結構好きです。
基本的にコントよりも
コンビの漫才が好きです。
M1グランプリ終了は残念でした。
(チュートリアルやブラマヨあたりまでが
面白かったですね、個人的には)
日曜日夜7時テレビ愛知の
『モヤモヤさまぁ~ず』を
楽しみに観ています。
http://www.tv-tokyo.co.jp/samaazu2/
さまぁ~ずのゆるい感じが
日曜日の夜に合っています。
リラックスして
明日からまた頑張ろ!
って思います。
皆さまもよろしければ
今夜どうぞ。
きっとわたくしもテレビの前で
笑ってます。
2011.03.06|コメント(0) | 院長の読書感想文
スタッフ募集について
現在、パートスタッフを募集しております。
当院でわたくしが求める人材とは。
基本理念(ホームページにあります)に
基づいて行動すること。
『らしさ』を大切にする。
医者らしさ、看護師らしさ、
受付らしさ、医療従事者らしさ、
社会人らしさ、男らしさ、女らしさ、
人間らしさを考えて行動する。
同時に「自然か、不自然か」を意識する。
人間として、医療従事者として
どのように行動するのが自然か、を
考えて行動するように指導しています。
もう少し具体的に言いますと、
もちろん、
患者さまの安全を最優先に。
そして次に
「気持ちの良い挨拶」≒「気配り」と
「前向きな気持ち、プラス思考でいること」
ただ「こんにちは」というだけでは
挨拶でとは言えません。
相手の方に
「気持ちが良い、元気を貰えた」と
感じて頂ける挨拶をするように
指導しております。
そして、プラス思考。
物事には二面性があります。
仕事を指示されたときに
「よし!やってみよう」と思うこともあれば
「難しそう、嫌だな」と思うこともあります。
同じ指示でも受ける側の気持ちひとつで
いろいろな受け止められ方があります。
分からないときには質問すればよいのです。
まずは「よーっし、やってみるぞ!」と
考えて欲しいのです。
この2つを大切にする
組織風土にしたいと
考えています。
現在のスタッフたちも努力しております。
(もっともっと成長してもらわなければ
いけませんが)
そしてわたくしたちの気持ちを
理解して仲間になってくれる方、
ご連絡お待ちしています。
皆さまのお役に立ち、
明るく、そして充実した時間を
一緒に過ごしましょう。
それから
来院される皆さまへのお願いです。
お越しの際には
是非厳しくチェックしてください。
もしも
上に書いたことが不十分でしたら
そのスタッフに
ひと声お掛け下さいね。
「院長のブログを
読みましたか?」って。
2011.02.28|コメント(0) | 院長の診療日誌
『火天の城』と『いっしん虎徹』
最近更新していませんね、と
声をかけて頂き
ドキッとしながらも
嬉しく感じておりました。
昨年ご紹介した
『利休にたずねよ』の山本兼一氏が書いた
『火天の城』と『いっしん虎徹』。
それぞれ城大工と刀鍛冶が
主役の“職人”のストーリーです。
『火天の城』
山本兼一 文春文庫
織田信長の命により
安土城を築城する宮大工、
岡部又右衛門が主人公です。
安土城の名前を聞いたことはありますが、
実際にどのように建てられていたのか
資料はほとんどないのですね。
知りませんでした。
又右衛門の職人気質。
「職人の良い仕事ぶりを見るのは
面白くてたまらぬ。
見ていれば腹からいくらでも
力が湧いてくる」
医師の仕事にアカデミックな部分は
勿論大事ですが、
“職人”の部分は欠かせません。
ペインクリニックで行う
神経ブロックにも技術が必要です。
職人気質でなければ
上達できないと考えています。
それでいて総棟梁として
リーダーシップを発揮して
さまざまな分野の職人を
導く姿に惹かれます。
息子に向かっては
「腕を磨け、頭を働かせよ」と
諭します、
というより怒鳴ります。
「考えよ」というメッセージが
何度も出てきます。
父親に反発していた息子。
それが
「木を組むのが番匠の仕事で
人を組むのが棟梁の仕事」
と考えるように変化し、
成長していきます。
心を打たれた言葉。
嵐の夜に建築中の城を点検しながら
でも、何ら不安なく自信に満ちた
父親(総棟梁)に対して
若棟梁が、心配にならないのか、
と尋ねます。
総棟梁は答えます。
「若いころには気に病んだ。
だが、建ててしまったものは、
どうにもならぬ。
そのことに気づいてから、
わしは目の前の仕事で
決して手を抜かぬようにした。
それ以外になすべきことはない」
目の前の仕事で決して手を抜かない。
医療においてもその通りです。
いえ、すべての仕事において
そうであるべきです。
当たり前のことを当たり前に。
そして運命の本能寺へ。
『いっしん虎徹』
山本兼一 文春文庫
刀剣に興味はありませんが、
虎徹が新撰組・近藤勇の
愛刀だったことは
読んだことがあります。
虎徹が兜づくりから
刀鍛冶へと志し、
ひたすら修行していく姿。
心を打たれた言葉。
「仕事は、下手がよい」
という師匠のコトバ。
勿論、医者が下手ではいけません。
そのココロは。
常に現状に満足せず、
勉強しようという向上心。
昨日よりも今日、
今日よりも明日。
少しでも成長できるよう
努力致します。
2011.02.17|コメント(0) | 院長の読書感想文
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ
よろしくお願い致します。
皆さま、年末年始はいかがでしたか?
あっという間に終わってしまいました。
これもしよう、あれもしよう、と
思っていましたが、
なかなかそうもいきませんでした。
初心を忘れず、
当たり前のことを
当たり前にする、
そういったクリニックを
築いて参ります。
どうぞよろしくお願い致します。
2011.01.03|コメント(0) | 院長の診療日誌
年末のご挨拶
年内の診療を無事に
終わることが出来ました。
当院にお越し頂きました皆さま、
関係者の皆さま、
心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
今年もあっという間の1年でした。
来年もスタッフ一同
皆さまのお役に立てるよう
全力で頑張ります。
どうぞよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。
2010.12.31|コメント(0) | 院長の診療日誌
『利休にたずねよ』
名古屋グランパス初優勝!
ストイコビッチ監督やりましたね!
ドラゴンズにグランパス。
今年は名古屋が頑張っています。
わたくし達も負けずに頑張ります。
今回は歴史小説です。
『利休にたずねよ』
山本兼一
PHP文芸文庫
第140回直木賞受賞作です。
そもそも
日本の最後のサムライと呼ばれる
山岡鉄舟の生涯を描いた
『命もいらず名もいらず』山本兼一
を読みたいなと思っていたところでした。
(これは文庫になったら読みます)
すると文庫版になった
『利休にたずねよ』を発見。
さらに映画化された
『火天の城』と一緒に購入しました。
千利休といえば
日本史やテレビドラマなどでしか
(恥ずかしながら)
知りませんでした。
史実とどれくらい重なるのかは知りませんが、
イメージがわきます。
面白い小説は頭の中で
映画のように思い描くことが出来ます。
茶会に数回招待されたことがあります。
まったくの素人であるわたくしは
緊張してオロオロするばかりでした。
そんなわたくしでも
この小説を読むと茶事というのは素敵だな、
なんて思います。
ココでは書くことができませんが
この小説には構造的な仕掛けがあります。
これもまた引き込まれて
続きがドンドン読みたくなる理由の一つです。
(その仕掛けは是非お読みになってください)
それにしても一つの道に
人生をかけることのカッコ良さ、
素晴らしさ、そして凄さを
思わずにはいられません。
わたくしは
ペインクリニックの道で
精進致します。
2010.11.22|コメント(0) | 院長の読書感想文
またまたイビチャ・オシム 『恐れるな!』
日本シリーズは激戦でしたね。
ドラゴンズは残念でした。
次は名古屋グランパスの優勝を願って
応援しています。
またまた登場!
オシム前日本代表監督の本です。
『恐れるな!
~なぜ日本はベスト16で終わったのか?』
イビチャ・オシム
角川oneテーマ21
オシムがワールドカップを観て
(あれからもう半年も経つのですね)
どのように感じたのか、を
知ることができると思って
気軽に読み始めました。
『オシムの言葉』や『考えよ』に
負けず劣らず
響くフレーズの数々。
今回もご紹介したいと思います。
オシムが選手によくいう言葉があります。
“ポリバレント(多様)”な選手になれ、と。
いろいろな役割を果たすことができる
つまり、複数のポジションでプレーできる
選手になるように指導するのです。
(わたくしが好きな)阿部選手について
「阿部は、4つから5つのポジションで
プレーできる。
フィールド内にプラス5人の選手を
得たのと同じである。
私は、こういう選手を
ポリバレントな選手と
表現しているが、
阿部のような選手が増えると、
オートマチックに、他の選手が、
ピッチ上に余ってくる。
つまり攻撃において数的優位を作り出す
バリエーションが増えるのだ」
ポリバレントとはモノづくりの世界でいうところの
多能工(対になるのが単能工)だと思います。
分業体制の中で単純作業を
繰り返すよりも
二つ以上の作業を受け持ち、
成長に伴って一人で二人分、三人分と
仕事をこなすことが出来るようになる。
これによって新たな仕事に挑戦する
意欲と喜びが沸き、
すなわち、ヒトを活かし、
ヒトが活きることになるわけです。
成長を実感することで
より仕事が充実するわけですね。
まさにわたくしも自分自身に、
そしてスタッフに
求めるところです。
他にも
“コレクティブ(集団的・組織的)”
“ディシプリン(規律)”
という言葉が頻繁に出てきます。
オシムが監督を務めるときには、チームが
“素晴らしいディシプリンと組織力を持ち
コレクティブに戦う”ことを
目指したと言います。
オシムが目指す「美しいサッカー」とは
“全員が、同時に、速く、流れるように動く。
そして素早いコンビネーションをもって
効率よくプレーすること”
だそうです。
ペイン池下クリニックでも
スタッフ全員が、流れるように動き、
(皆さまからご覧になっても
キビキビと、でもバタバタせずに)
患者さまをお待たせせず、
心地よく過ごして頂けるように応対し
安心して治療を受けて頂ける、
そんなクリニックにしたいと考えています。
一歩ずつ確実に目標に向けて
努力致します。
2010.11.09|コメント(0) | 院長の読書感想文
『20歳のときに知っておきたかったこと』
秋らしく過ごしやすい季節となりました。
秋の夜長を
皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。
『20歳のときに知っておきたかったこと』
スタンフォード大学集中講義
ティナ・シーリグ 阪急コミュニケーションズ
スタンフォード大学で教鞭をとる
著者ティナ・シーリグは
大学進学を控えた息子に向けて
伝えておきたいと思ったことを
まとめていました。
その内容を自らが教える学生に
講義をしたところ、非常に評価され、
共感を得たことから
この本の出版につながったそうです。
座右の銘になる言葉が続出です。
日常の中で問題にぶつかったとき、
問題を歓迎するように、
とティナは言います。
「自分に何ができるのか?
それを決める最大の要因は
心構えです」
「不可能に思えることに挑戦する上で、
一番邪魔になるのは、周りから
“できるわけがない!”と
決めてかかられることです。
大きな問題に取り組むのは、
たしかに大変です。
でも一旦やると決めたら、
従来のやり方を変えようとするのも
同じくらい大変です」
本当にその通りです。
“変化”というのは
本当に簡単ではありません。
ティナは講義の中で面白い演習をしています。
少人数のチームを作り、各チームには
それぞれ課題を与えます。
それぞれ解決方法を思いつくまま書き出し、
その中で“最高の案”と“最悪の案”を
提出します。
そして、
“最高の案”をシュレッダーに
かけてしまうのです。
生徒が呆気にとられているところで、
“最悪の案”をそれぞれ別のチームに配ります。
各チームが、他のチームが最悪と判断した案を
手にしたところで
この“最悪の案”を練り直して
最高の案にするよう指示します。
すると皆が手元のアイディアを見て
全然ダメなわけではない、
むしろ「これは使える!」という声が
出ることも珍しくないそうです。
こうした演習は、
何か問題にぶつかったときに、
先入観を持たずに、
自由な発想で解決策を考えるのに
役立つ方法だそうです。
スタンフォードと言えば
全米から優秀な学生が集まるわけですが、
こういった授業をしているとは
面白いですね。
ティナは授業の初日に学生に向けて
必ず
伝えることがあります。
それは
“光り輝くチャンスを逃すな”
彼女は学生に、
毎回授業でベストを尽くすことを約束し、
学生にもベストを尽くすことを望むそうです。
「光り輝くとは、
いつでも期待以上のことをする、と
決意することです。
裏返せば、
期待される最低限のことしかしないのは、
その機会を自分で
台無しにしていることになります」
「目標を達成するかどうかは、あくまで
自分自身の責任なのです。
言い訳は無意味。
人はするべき努力をしなかったという事実を
繕うために言い訳をします。
これは人生のあらゆる場面に当てはまります」
「自分の人生に責任を持つのは
最終的に自分自身なのだという考え方を強化する」
「いついかなるときも、
努力の足りないことの言い訳は
できないのです」
こういう授業、わたくしも
20歳の頃に受けたかったな、と
思います。
いやいや42歳でも
遅くはないっ!!
2010.10.18|コメント(0) | 院長の読書感想文