院長ブログ

「チーズはどこへ消えた?」スタッフ感想文

さて、当クリニックのスタッフたちが
どのような感想を持ったのか
ご紹介しましょう。

「現状がウマくいっていない時には、
より良くしようと考え工夫するが、
ウマくいっている場合にはついつい
そのままにしてしまう。
居心地の良さから無意識に
このままで...
と思ってしまう。
例え改善する方法を発見していても、
変化させることで悪い結果に
なるのではないか、という恐怖で
躊躇してしまうことがある」

たしかに変化に対する恐怖、不安が
あるのは当たり前。
でも変えてみることでかえって
課題が見つかることもあります。

積極的な失敗は必ず成功のモトに
なります!

以前ご紹介した日本電産の永守社長も
「チャンレンジのないところから
決して成功は生まれない。
何もしない者より、失敗に終わっても、
何かをしようとした者を応援する。
そんな社員に拍手を送る会社であり、
経営者でありたいと思っている」
と述べています。

「すべてのことは常に変化する、と
いうことを学びました。
慣れてきてしまうと、看護であれ、
業務であれ、コミュニケーションであれ、
『いつもと同じで』
と流してしまいがちになる。
そうならないように常にアンテナを張り、
小さな変化にも気付くことができるように
しなければならない。
例えば、患者さまと接する際にも気持ち、
気分、体調は常に変わることを念頭におき、
少しの変化でも見落とさないように
すばやく対応したい」

「常に変化は起きており、現状を
維持するのではなく、どうすればより良く、
改善できるのかを考え、実行する」

これってまさしく
plan、do、check、action 
のサイクルにするということですよね。
あるいはセブンイレブンの鈴木会長の
言われる
「仮説、検証の繰り返し」
ということだと思います。
要するに各種ビジネス本や自己啓発本の
エッセンスってだいたい共通して
くるのですね、言葉が違っても。

今回の感想文で嬉しかったことが
ありました。
「月に1冊は本を読み、いろいろな知識を
身につけるようにする」
と書いてくれたスタッフがいたことです。

自分の趣味を押し付けるつもりは
まったくありませんが、
読書というのは自分が日常生活の中で
出会うことのない人の考えを
知ること、体験することができます。
読書は必ずその人を成長させてくれる、
とわたしは信じています。
ですので「本を読もっ!」という気持ちに
なって貰えたことが何より嬉しく感じました。

2008.12.19|コメント(0) | 院長の読書感想文

チーズはどこへ消えた?

11月末に締め切りました
院内課題図書。
今回はまずわたくしの感想。

世界では自分の力ではどうすることも
できない環境の変化が起こります。
身の回りでもそうです。
サブプライムショックなど景気、政治、
医療行政、さらに言えば、自然。
自然を相手に天気、天候、地震などなど。

でもそういった中で、いかに小さな変化に
センサーを働かせ、察知するか。
そしてその変化に適応できるよう、
自らが変わり続ける。
といったことが主旨だと思います。

ただし、
「まわりの変化に振り回される」
わけではありません。
というか、まったく異なります。
ベースになるもの、基本の芯のところを
ブレることなく、柔軟に対応する。
これが重要だと思います。

まったく個人的なことですが、
わたしの好きな言葉は
『柔軟=flexible』
です。
そもそも高校時代に英語で習ったこの
単語の響きも気に入りました。

もうひとつの主旨は
『シンプル』
どんなことにもその根底に流れる
シンプルな理屈があるように思います。
複雑に考えるのではなく、
できるだけシンプルに考える。
それによって無駄な力みがなくなり
肩の力が抜けるのではないでしょうか。

愚直に、シンプルに、ただ基本に忠実に。
クリニックでは基本理念に照らし合わせ、
どのように行動したら患者さまに
お役にたてるのか。
それを常に意識して
行動していきたいと思います。

クリニックの内容も複雑にして
しまうと皆の共通理解が困難になります。
考え方、ものごとの進め方、
いずれも複雑にせず、シンプルにして
スタッフ一同それを共有することで
ベクトルを一つにして頑張って
いきたいと思います。

シンプルに、柔軟に。

『チーズはどこへ消えた?』
ある意味抽象的なストーリーですが、
そのようなことを感じました。

2008.12.11|コメント(0) | 院長の読書感想文

『日本電産 永守イズムの挑戦』の続き

ああ、
今月も月1ブログになってしまいました。。。
来月はもうちょっと更新します。
師走。。。

先月の続きの
『日本電産 永守イズムの挑戦』
日本経済新聞社=編
日経ビジネス文庫。

先月も書きました6S
=整理、整頓、清潔、清掃、作法、しつけ。
永守語録にも何度も出てきます。

「一流企業と三流企業との差は
製品の差ではなく、
“社員の品質”の差である。
それは6Sがいかに基本に忠実に
できているか否かによる」

そして人材に関しては
「人の総合的な能力は、
天才は別として、
秀才まで入れてもたかだか5倍、
ふつうは2倍しか違わない。
ところが、
やる気、士気、意識は
100倍ぐらいの差がある」

カンブリア宮殿のなかでは
「百倍いや千倍差が出てくる」
と言われていました。

さらに次の言葉にシビレました。
会社の再建にあたって
社員に対し宣言した言葉。
「私(永守)は一人の天才を求めていません。
一人の百歩よりも百人の一歩
というのが私の経営の方針です。
みんなの力を結集して
この会社をいい会社に
変えていくというのが経営手法です」

わたくし(熊谷)自身が成長し、
スタッフ一同ともに成長し続け、
皆さまのお役にもっともっと
立てるように努力してまいります。

2008.11.30|コメント(0) | 院長の読書感想文

6S

同級生や友人のブログを見ていて、
なかなか更新しないな。
サボってるなぁ。
ブログを始める前にはそんな風に
思っていましたが、
いざ始めてみると。。。

ついつい後回しにしてしまいます。
というわけで月末でありながら、
はじめての更新。

『日本電産 永守イズムの挑戦』
日本経済新聞社=編
日経ビジネス文庫。

テレビ、雑誌などでもよく取り上げるカリスマ経営者です。
モーターの会社ですが、永守氏が訴えることはすべての業種に
あてはまると思います。

まずは6S。
整理、整頓、清潔、清掃、作法、しつけ。
これを徹底するだけで経営不振の会社が立ち直るきっかけとなるとのこと。

精密な機械をつくる工場もそうでしょうが、食品を扱う会社などなど。
もちろんわたくし達の医療分野では当たり前ながら最重要課題です。
当クリニックでは安静時間が1時間程度かかる患者さまも大勢いらっしゃいます。
少しでも心地よく快適に過ごしていただくためにも、ほこり1つ、髪の毛1本落ちていないように清潔なクリニックにします。
当クリニックでは汚れがすぐに目につくように白い床にしてあります。
清潔な方が仕事をするわたくし達自身も気持ちが良いですしね。

この本には名言がテンコ盛り。
続きは次回に。

2008.10.30|コメント(0) | 院長の読書感想文

原田隆史氏、勝間和代さんの本

今日何とかブログを投稿して、9月はギリギリ2回更新しました。

さてこの1カ月でよかったのは原田隆史さん。
「カンブリア宮殿」(毎週月曜日、TV東京系)や
「ガイアの夜明け」(毎週火曜日、TV東京系)で以前拝見し、

『大人が変わる生活指導 』

を以前図書館で借りました。

今月読んだのは

『夢を絶対に実現させる方法! (DVD付)』 (日経ベンチャーDVD BOOKS)

『カリスマ教師原田隆史の
夢を絶対に実現させる60日間ワークブック
―わずか2カ月で「なりたい自分」に必ずなれる!』

の2冊。
目標設定の大切さ。
学生も大人もどちらにも重要であること。
何はともあれまずは目標を設定するように書かれています。
『大人が変わる生活指導 』よりも具体的に
目標の設定の仕方が書かれています。
(ワークブックだから当たり前ですが)

「リーチング」をもとに少しでも成長できるように頑張ります。
(リーチングについてはぜひご自身でお読みください)

さて、院内課題図書について。

最近、書店やTVでよく見る勝間和代さん。
あれだけ注目されるからには何かあるはずだ、と(今頃ですが)思い、
手に取ってみました。

『効率が10倍アップする新・知的生産術
―自分をグーグル化する方法』 
ダイヤモンド社

『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法 』
ディスカヴァー21

勉強する際には、ある程度の根性論と
ある程度の効率性とのバランスが
大事だと思っています。
これまでは斎藤一人さんの名言

「やってやれないことはない。
 やらずにできるわけがない」

という気持ちをもって勉強してきましたが、勝間和代さんの
提案する勉強法も必要だと感じました。
根性だけでは挫折してしまうので、勉強を
継続できる仕組みを作るように、と。
そういえば最近「仕組み」という言葉、
キーワードですよね。

そんな中で勝間さんが薦めていた書籍

『チーズはどこへ消えた?』 
スペンサー・ジョンソン 扶桑社

を当クリニックの課題図書としました。
7、8年前にベストセラーになった本です。
当時これまた図書館で借りて読みましたが、もう一度読んでみることにします。

11月末にはわたくしを含めた
当クリニック職員の感想文を
このブログに載せる予定です。

2008.09.30|コメント(0) | 院長の読書感想文

『Good Job グッジョブ』感想文

前回ご紹介しました
コミック
『Good Jobグッジョブ』 全7巻
 かたおかみさお 講談社

スタッフ全員が読破し、感想文を提出してくれました。
もちろんわたし自身も。

「男性の作者でありながら、登場人物の設定、個性のつけながら、職場でありがちな問題点をまとめています。
読者はそれぞれ自分に近いキャラクターに同感・同情しつつ、違うタイプの人の考え方を理解することができました。」

「『おはようございます』のあいさつ。ありがとう、と感謝を伝えること。ごめんなさいの一言。いずれも人間関係の中での基本であり、当たり前のことではあります。しかし、なかなか十分にはできていないのも現実。
当たり前のことをキチンとすることの大切さが伝わってきます。」

「笑顔を忘れない。これはすぐにでも取り入れられること。そして相手の気持ちになって行動すること。自ずと自分がどういう行動をとるべきかが見えてきます。」

「患者さまに対してはもちろんのこと、スタッフ同士でも常にコミュニケーションをとり、相手を知るアンテナを張ることで、いろいろなことに気づくことができるということに気づきました。
『笑顔は伝染する』という言葉の通り、笑顔を忘れず心がける。笑顔で挨拶。当たり前のことですがそれが自然とできるように心がけたいです。」

「ミスをしてしまったら、そのミスをいかに自分の糧とするか。そこでその人の真価が問われる。同じミスを繰り返さないために自分が次にどのような行動をするべきか。マイナスをいかにプラスに変えるのか、ということが勉強になりました。」

などなど。

この作品から何を学び、実際に行動に取り入れるかをお互いに評価し合うような仕組みを考えています。

まずはこれから1か月。どんな変化があるのかお互いを見つめ合いながらクリニックを成長させてまいります。

さて、次はどの課題図書にするのか、当クリニックの「スキルアップ・プロジェクト」リーダーと相談して決めたいと思います。

私は以前このブログでご紹介した『再生巨流』がいいと思うんだけどな。
またご報告します。

2008.09.05|コメント(0) | 院長の読書感想文

『Good Jobグッジョブ』全7巻

世間はお盆休み。
当院でも本日より3日間お休みを
いただいております。

さて、前回最後に触れましたマンガを
ご紹介します。

ある方に薦められて大人買い
してしまいました。

コミック
『Good Jobグッジョブ』 全7巻
 かたおかみさお 講談社

毎日の仕事でいかに元気に明るく
楽しく過ごすことができるのか。
とある会社のOLさんが主人公。

“気づき”
 いかに周囲に対してアンテナを張り
 ちょっとした気づき、気遣いで
 みんなが気持よく仕事ができるのか。
同時に、周囲に振り回されない
“ぶれない芯”
をもつことの大切さを
描いています。

この本、良い!!!
社会人全員必読!!

クリニックに置いてスタッフみんなに感想文を
提出してもらうことにしました。
8月末締め切り。
このブログでも一部公開予定です。

ネットで調べたら以前NHKで
ドラマにもなっていました。

ほんとにお薦めです。

2008.08.14|コメント(0) | 院長の読書感想文

ペイン池下クリニックの基本理念について

開院にあたり、基本理念をつくりました。

『医療にたずさわる者の本分に徹し、
患者さまの痛みや痛みに伴う苦悩を軽減し、
身体活動の維持・改善を図ることによって、
イキイキと日常生活を送って
頂けるよう全力を尽くす。』

『患者さまとの相互の信頼関係を
築きながら、満足のいく医療を提供して
皆さまのお役に立ち、喜んで頂くことを
第一義とする。』

いろいろな社会情勢、環境、周囲の
変化などに惑わされることなく、
ぶれることないように。
そして私たち自身が納得した、
キチンとした医療を提供できるように。
そういった気持ちを込めてつくりました。

かの松下幸之助も会社設立のときから、
つまり会社が大きくなる前に基本理念を
定めたと聞きます。

『千年、働いてきました 
―老舗企業大国ニッポン』
 野村進 角川新書
『できる会社の社是・社訓』
  千野信浩 新潮新書
『ビジョナリー・カンパニー
― 時代を超える生存の原則 』
ジェームズCコリンズ 日経BP出版センター

どのような状況においても
ブレることのない土台が大切であると同時に
いろいろな状況において柔軟に
対応することの重要性。
また、“分をわきまえる”ことの大切さが
書かれています。

基本理念をベースにスタッフ一同
日々精進し、成長していきたいと
考えています。

今回はちょっとマジメに書いてしまいました。

次回は先週末に大人買いしてしまった
マンガをご紹介します。

2008.08.06|コメント(0) | 院長の読書感想文

楡 周平 「再生巨流」

ここ数年で一番お気に入りの一冊を
ご紹介します。

楡周平、にれしゅうへいさんといいますが、
そもそもハードボイルドな
「Cの福音」シリーズが気に入っていました。

「再生巨流」数年前に図書館で出会い、
文庫本になったのを機に購入しました。

運輸会社を舞台に
左遷された主人公が新規ビジネスを
立ち上げるストーリーです。

「ロジスティックス」をキーワードに
(この意味はぜひこの本の中で!)
仕事に対する姿勢、情熱を熱くみせつつ、
プレゼンや仕事の進め方や
プロジェクトマネジメントなど
ビジネス本、自己啓発書に
出てくるような内容を
織り込んだ素晴らしい小説でした。

教科書などには赤鉛筆で
アンダーラインを引く私ですが、
小説でアンダーライン、書き込みをしたのは
この「再生巨流」が初めてです。

当院スタッフの夏の課題図書にしようと
思っています。

2008.08.01|コメント(0) | 院長の読書感想文

カイゼン

患者さまにご指摘いただきました。

『処置後の安静中に廊下のドアが
 閉まる音が少し気になるのですが』

待合と廊下の間のドアは手を離すと
自動でゆっくり閉まるものにしています。

ドアの近くのベッドに寝てみると確かに
ドンと響く感じ。

気づきませんでした。。。(-_-メ)

さっそく内装をしていただいたスペースインダストリーさんに
相談し、修正していただくことにしました。

ご指摘ありがとうございました。

クリニックを少しでも過ごしやすい空間にしたいと
考えております。

他にもお気づきの点ございましたら
ぜひお教え下さい。

2008.07.24|コメント(0) | 院長の診療日誌